春から夏に向けて上がってきた気温にもすっかり慣れたところに訪れる梅雨のシーズン。
肌寒かったり蒸し暑かったりと、調子が狂いますね。
自律神経も大変です。身体がだるい、頭が重い、頭痛、めまい、肩こり、腰痛など、梅雨は不調を起こしやすい時期でもあります。
ある患者さんが、前日身体が重だるく手がむくんでいることに気がつき、朝になってむくみは無くなったものの身体はだるく食欲も湧かないということで来院されました。
治療中、上半身に突然汗が驚くほど吹き出し、その後はすっきりされていました。
身体にとって夏は発散させる季節です。
汗をかくことで老廃物も身体の外に排泄されます。
ところが梅雨の時期は湿気も多く、急に冷えたりして汗をかきにくくなります。
夏に向かっている身体と環境とのギャップは不調につながることもあります。
もし少し体調があやしいなというときは、お風呂で半身浴をしてたっぷり汗をかくことで余分なものをすっきり出すというのもおススメです。
もちろん、排便・排尿でしっかり排泄することも大切ですし、冷やさないようにすることもこの時期の養生には必要です。
ちなみに梅雨の語源は「梅の実が熟す時期に降る雨」とも言われるそうです。
うちの梅の木からも今年は2kgの実が収穫できました。
3年前はなんと9kgもの収穫があり、それを機に梅干し作りを始めました。
今年は少ないものの一粒が立派で、大きなものは50g以上あり、程よく熟すのを待ってかめに仕込み、今は順調に梅酢が上がってきています。
梅雨が明けたら3日間の土用干しをして、まさに手塩にかけて世話をする梅干しは我が子のよう。作っている間の梅の香りにも季節を感じます。
…余談が長くなってしまいましたね。
ここまでお付き合いくださった方、ありがとうございます。
梅雨も上手く乗り切りましょう!
(2018年6月15日投稿記事。旧ホームページよりお引っ越し)